はら接骨院がEMSトレーニングを導入した理由
- 2025年12月10日
- 未分類
痛みを繰り返さない身体へ ― はら接骨院がEMSを導入した本当の理由
開業して34年。
これまで本当にたくさんの患者さんを診させていただきましたが、
ずっと気になっていたことがあります。
施術で痛みが落ち着いても、2〜3ヶ月ほどするとまた同じ痛みで戻ってこられる。
中には、前とは違う場所が新しく痛み出して来院される方もいます。
「なぜ良くなったはずなのに、また繰り返してしまうのか?」
そう考え続けた結果、行き着いたのがインナーマッスル(深層筋)の弱さでした。
■ 表面の筋肉が頑張りすぎている人が多い
姿勢を支えるのは、本来インナーマッスルの役目です。
ところが、ここがうまく働かないと、表面のアウターマッスルが代わりに頑張りすぎます。
そうするとどうなるかというと…
肩がガチガチにこる
腰が痛くなる
背中が丸くなる
同じ動作で同じ場所がすぐ痛む
こんな状態になりやすくなってしまいます。
どれだけ症状をよくしても
支える筋肉が働いていなければ、根本改善にはならないのだと、長年の臨床で痛感しました。
■ インナーとアウターは「性質」から違う
筋肉は、意外かもしれませんが“繊維の種類”でも性質が違います。
● アウターマッスル(表層筋)
白筋(はっきん)が多い
パワーはあるけど疲れやすい
長時間の姿勢保持には向いていない
● インナーマッスル(深層筋)
赤筋(せっきん)が多い
持久力が高く、姿勢をずっと支え続けるのが得意
内臓や骨格を正しい場所に保つ役割がある
痛みを繰り返す方は、ほぼ例外なくこの赤筋の働きが弱いです。
■ インナーマッスルは「自力で鍛えるのがとても難しい」
よく体幹トレーニングと同じと思われますが、
実はまったく別物です。
普通の運動をしても、深部の赤筋にピンポイントで刺激を入れるのは難しく、
たいていアウターマッスルが先に働いてしまいます。
赤筋だけをしっかり動かせる方法は限られており、
そこで私が導入を決めたのが高周波EMSトレーニングです。
赤筋は、
姿勢の安定
代謝の土台
ミトコンドリアの活性
若さや健康の維持
こういった部分にも深く関わる、大事な筋肉です。
■ 「機械+技術」の両方が揃ってはじめて意味がある
ただ機械に寝ているだけで何とかなる…というほど、身体は単純ではありません。
どこの筋肉をどんな強さで働かせるべきなのか、
人によって全然違います。
私たちは、日本電気治療協会での、身体の仕組みを深く考える技術を取り入れつつ、
骨格のゆがみ
動きのクセ
神経の伝わり方
まで確認した上で、一人ひとりに合わせて最適な刺激を調整しています。
高性能なF1マシンでも、運転する人が違えば性能はまるで別物です。
身体も同じで、ただ機械を当てればいいわけではなく、
“どう扱うか”が結果を大きく左右します。
■ インナーマッスルは「落ちにくい身体の財産」
身長の成長が止まると、インナーマッスルの発達も止まります。
そして年齢とともに、ゆっくり弱くなっていきます。
そのまま放っておくと、姿勢が崩れて痛みの原因になりがちです。
当院の高周波EMSでは、
1回で約1ヶ月分のストレッチに相当する刺激
を深部に届けられるため、
普段使われていないインナーがしっかり目覚めていきます。
しかもインナーマッスルは、
一度つくと落ちにくい(年間1%程度しか低下しないと言われます)という特性があります。
つまり、今鍛えたインナーマッスルは、将来の身体を支える“財産”になってくれるのです。
■ 痛みを繰り返さない身体へ
「その場しのぎではなく、本気で良くなりたい」
そんな思いで来院される方に、
私たちはその気持ちに応えたいと思っています。
丁寧な検査と、プロの技術、そして高周波EMS。
この三つを組み合わせることで、
痛みを繰り返しにくい“使える身体”へと導いていきます。




